ヘルメット治療は、ヘルメットをかぶることでやわらかい頭を保護し、すでに変形して平らになってしまった部分の成長を促すとともに、出っ張った部分を適度にヘルメットで加圧することで、自然な頭のかたちへと近づけていく仕組みです。
そのため１ヶ月程度で徐々に頭の形の変化を感じることができます。

一般的に月に1回程度が目安となり、治療経過や赤ちゃんに問題が起きていないかを確認します。

アイメット社のヘルメット治療を行う場合は平均治療費が65万円ほどかかります。出産費用・養育費用と合わせて、頭の矯正費用がかさなることは大きな負担になります。

ヘルメット治療では、一日のうち２３時間装着することが求められます。肌のすれや締め付けが赤ちゃんにストレスを与える可能性があります。
特に夏場は、常にヘルメットが肌と密接しているので、汗疹などの肌トラブルが多くなる可能性があります。

ヘルメットは非常に軽量に作られているのですが、それでも生後間もない赤ちゃんにとっては、非常に重いものです。そのため首や背中に負担がかかる可能性があります。

木を見て森を見ずという諺があるように、症状が出ている原因をカウンセリングや各種検査によって特定していきます。
そのため頭や首だけではなく、背骨や両手両足の動きをみて施術するので、全身のバランスが整っていきます。

ヘルメット治療では６ヶ月に及ぶ着用が必要ですが、赤ちゃんの整体では１週間に１回程度で、早い赤ちゃんですと３ヶ月目から効果を感じていただけます。施術時間も５〜１０分程度なので、お母さんの負担も赤ちゃんへの負担も少ないのが特徴です。

頭の形が変形する主な理由は、「向きぐせ」にあります。
（吸引分娩などの要因などもあります。）向きぐせにより、いつも頭の向きが同じであると、柔らかい赤ちゃんの頭はすぐに変形してしまいます。

そのため手技での頭の調整はまずその根本原因である向きぐせを解決することから始めます。背骨を調整して、向きぐせを直していくと同時に頭の形を整えるので、頭の形が整った後も、再度変形する可能性が非常に低くなります。

手技による調整では、頭の凹んでいる部分を引っ張り上げるようなことはできません。しかし頭に凹みがある場合は、逆に膨らんでいる部分があります。その膨らみを調整することによって、凹んでいる部分が自然に治るアプローチをします。

ヘルメット治療で効果がでるのは約1～2ヶ月です。手技による調整では、症状にもよりますが、3ヶ月目からになります。その理由は、まず向きぐせの原因となる背骨を調整するところから始めるので、見た目の変化が起こるのはかなり時間がかかります。

ヘルメット治療は約月1回の通院となりますが、整体 Simple.の赤ちゃん整体では症状や状態によりますが、最初は週1回の通院をお願いしております。状態が良くなってからは2週間に1回、4週間に1回と通院間隔が空いていきます。詳しくはご来院時にお話させて頂きます。

ヘルメット治療は装着開始後、最初の1〜3ヶ月で変化が出ると言われています。
しかし、頭の形が歪む大きな原因の一つである『向きぐせ』は、ヘルメット治療では治りません。
向きぐせという小さな身体に起こる左右の非対称をそのままにしておくと、身体の捻れ・股関節の動きの制限にもつながる可能性があります。

ひどい場合は股関節脱臼につながる恐れさえあります。

頭の形は良くなってきているにも関わらず、ゆがみをもったまま成長していくことで以下のような可能性があります（ヘルメット治療中に整体 Simple.に来院された方のお悩みです）。